設備マニュアルMF-M-003
マシニングセンタ MC-450 運転手順書
立形マシニングセンタ MC-450 の段取り、工具管理、原点設定、加工と異常時対応の手順。

1. 適用範囲
この手順書は、第二加工課の立形マシニングセンタ MC-450(設備番号 MC-01およびMC-02)に適用する。運転は社内技能認定のフライスBランク以上の保有者に限る。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第1段落・2026年7月2日改訂
2. 始業前点検
潤滑油量、エアー圧力(0.5MPa以上)、クーラント液面、ATC(自動工具交換装置)の原点復帰、テーブル上の異物の有無および非常停止ボタンを点検する。ATCの動作確認は、空の状態で1回の工具交換を実行して行う。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第2段落・2026年7月2日改訂
3. 工具の取付けと管理
工具はツールプリセッタで長さと径を測定し、工具番号と対応付けて補正値を入力する。測定値は工具管理台帳に記録する。摩耗限界に達した工具は、刃先をマーキングして工具置場の「使用不可」区画へ移す。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第3段落・2026年7月2日改訂
4. ワークの固定
バイスによる固定では、口金の平行度を確認し、ワークの浮きが0.02mm以内であることをすき間ゲージで確認する。薄板を固定する場合は、変形を防ぐため締付トルクを15N・m以下とし、必要に応じて補助ブロックを併用する。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第4段落・2026年7月2日改訂
5. 原点設定
ワーク座標系の原点は、タッチセンサを用いて設定する。X軸およびY軸は基準面の2点、Z軸は上面をタッチして設定する。設定後、シングルブロック運転で最初の位置決めを確認し、工具とワークの干渉がないことを目視で確かめる。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第5段落・2026年7月2日改訂
6. 試し切削
新規プログラムまたは改訂後の初回加工では、送り速度オーバライドを50%以下に落とし、シングルブロックで1工程ずつ実行する。異常がないことを確認した後、オーバライドを100%に戻す。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第6段落・2026年7月2日改訂
7. 運転中の監視
主軸負荷率を画面で監視し、定格の80%を超える状態が継続する場合は切削条件を見直す。クーラントが刃先に届いていない場合は、ただちに停止してノズルの向きを調整する。工具折損の兆候(切削音の変化、加工面の光沢低下)を認めたら、工程を中断して工具を確認する。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第7段落・2026年7月2日改訂
8. 停止と清掃
終業時は、テーブル上の切りくずをエアーではなくブラシと集じん機で除去する。エアーブローは切りくずを摺動面へ押し込むため、カバー内では使用しない。清掃後、テーブル面に防錆油を塗布する。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第8段落・2026年7月2日改訂
9. 異常時の対応
ATCの工具つかみ損ない(AL-720)が発生した場合は、扉を開ける前に主軸の停止を確認し、落下した工具の有無を確かめる。自力で復帰操作を行わず、設備保全課の指示を受ける。
マシニングセンタ MC-450 運転手順書(MF-M-003)第1.5版 第9段落・2026年7月2日改訂
この文書は役に立ちましたか?
この文書への評価: 役に立った 1 / 立たなかった 0
版の履歴
- 第1.5版
2026年7月2日
最新版・表示中