設備マニュアルMF-M-007
乾燥炉 温度管理手順
熱風循環式乾燥炉の昇温、温度分布の確認、記録計の管理、校正と異常時の製品処置。

1. 適用範囲
この手順書は、表面処理課の熱風循環式乾燥炉(設備番号 DR-01、有効寸法1,200×800×1,000mm)に適用する。焼付塗装の乾燥および部品の予熱に使用する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第1段落・2026年4月30日改訂
2. 昇温
運転開始時は、設定温度まで30分以上かけて昇温させる。急激な昇温はヒータの寿命を縮め、炉内の温度むらを大きくする。設定温度に到達後、15分間の安定時間を確保してから被乾燥物を投入する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第2段落・2026年4月30日改訂
3. 標準条件
焼付塗装の標準条件は、炉内温度160度、保持時間20分とする。厚物(板厚6mm以上)については、昇温の遅れを考慮して保持時間を30分とする。品目ごとの条件は作業指示書の指定を優先する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第3段落・2026年4月30日改訂
4. 温度分布の確認
6か月ごとに、炉内9点(上中下の各段で3点)に熱電対を設置し、設定温度に対する偏差を測定する。偏差が±5度以内であることを合格基準とする。基準を外れた場合は、循環ファンの風量および整流板の位置を調整し、再測定する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第4段落・2026年4月30日改訂
5. 記録計の管理
炉内温度は記録計により連続記録する。チャートまたは電子データには、運転日、品目、ロット番号および担当者を紐付けて3年間保存する。記録の欠測が生じた場合は、欠測時間帯に処理した製品を特定し、品質保証課へ連絡する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第5段落・2026年4月30日改訂
6. 温度計の校正
制御用および記録用の温度計は、年1回、外部校正機関で校正する。校正証明書は設備保全課が保管する。校正結果が許容差を超えた場合は、前回校正時まで遡って影響範囲を調査する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第6段落・2026年4月30日改訂
7. 投入と取出し
被乾燥物は、ハンガーまたは治具に掛け、相互に30mm以上の間隔を空けて投入する。密に詰めると熱風が循環せず、乾燥不良の原因となる。取出し時は耐熱手袋を着用し、炉口付近に可燃物がないことを確認する。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第7段落・2026年4月30日改訂
8. 異常時の処置
設定温度から±10度を超える逸脱を検知した場合は、ただちに運転を停止し、当該バッチの製品を隔離して識別札を付ける。隔離した製品は、品質保証課の判定(再乾燥、特別採用または廃棄)を受けるまで次工程へ流さない。
乾燥炉 温度管理手順(MF-M-007)第1.1版 第8段落・2026年4月30日改訂
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版の履歴
- 第1.1版
2026年4月30日
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