設備マニュアルMF-M-006
塗装ブース 運転・清掃手順
塗装ブースの換気・温湿度条件、塗料の希釈と管理、スプレー作業、フィルタ交換と有機溶剤の取扱い。

1. 適用範囲と資格
この手順書は、表面処理課の水平流方式塗装ブース(設備番号 PB-01)に適用する。作業には有機溶剤作業主任者の選任を要し、作業者は特定化学物質・有機溶剤の特殊健康診断を受診していることを条件とする。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第1段落・2026年7月28日改訂
2. 保護具
有機ガス用防毒マスク、耐溶剤手袋、保護めがねおよび帯電防止の作業服を着用する。防毒マスクの吸収缶は、使用時間を管理表に記録し、累計8時間または開封から1か月のいずれか早い時点で交換する。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第2段落・2026年7月28日改訂
3. 換気の確認
作業開始前に、排気ファンを起動し、ブース内の風速が0.4m/s以上であることを風速計で確認する。風速が不足している場合は、フィルタの目詰まりが考えられるため作業を開始せず、表面処理課長へ報告する。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第3段落・2026年7月28日改訂
4. 温湿度条件
塗装時のブース内温度は20度から28度、相対湿度は75%以下とする。湿度が高い状態での塗装は、白化(ブラッシング)の原因となる。条件を外れる場合は、除湿機を運転し、条件を満たすまで作業を待機する。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第4段落・2026年7月28日改訂
5. 塗料の希釈と管理
塗料は使用前に3分間以上撹拌し、指定のシンナーで希釈する。希釈率は塗料仕様書に従い、粘度はフォードカップNo.4で13秒から16秒に調整する。調合した塗料は当日中に使い切り、翌日への持ち越しを禁止する。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第5段落・2026年7月28日改訂
6. スプレー作業
スプレーガンの吐出圧は0.15MPaから0.2MPa、被塗物との距離は20cmから25cm、ガンの移動速度は毎秒30cmから40cmを標準とする。重ね幅は50%とし、塗り残しを防ぐ。膜厚は乾燥後20μmから30μmを目標とする。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第6段落・2026年7月28日改訂
7. フィルタの交換
排気フィルタは、差圧計の指示が初期値から100Pa上昇した時点、または使用200時間のいずれか早い時点で交換する。床フィルタは週1回、天井フィルタは6か月ごとに交換する。交換日と交換者をフィルタ管理表に記録する。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第7段落・2026年7月28日改訂
8. 清掃
作業終了後、スプレーガンを分解してシンナーで洗浄し、ノズルとニードルの摩耗を点検する。ブース内の壁面に貼付した養生紙は、塗料が厚く堆積する前に交換する。洗浄に使用したシンナーは廃液容器に回収し、下水へ流してはならない。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第8段落・2026年7月28日改訂
9. 有機溶剤の保管
シンナーおよび塗料は、危険物保管庫に施錠して保管する。保管量は指定数量の5分の1未満に管理し、持ち出した量と返却した量を受払簿に記録する。保管庫内での火気の使用、および静電気を帯びやすい容器への移し替えを禁止する。
塗装ブース 運転・清掃手順(MF-M-006)第1.4版 第9段落・2026年7月28日改訂
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版の履歴
- 第1.4版
2026年7月28日
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