設備マニュアルMF-M-009
三次元測定機 CMM-30 操作手順
三次元測定機の環境条件、プローブ校正、ワーク設置、測定プログラム実行と結果の記録。

1. 適用範囲
この手順書は、恒温検査室に設置する門形三次元測定機 CMM-30(測定範囲 700×1,000×600mm、設備番号 CM-01)に適用する。操作は品質保証課の認定測定者が行う。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第1段落・2026年7月14日改訂
2. 環境条件
検査室の温度は20±1度、相対湿度は50±10%に維持する。測定前に、ワークを検査室内で2時間以上放置して温度をなじませる。加工直後の温まったワークをそのまま測定すると、熱膨張により寸法が大きく出る。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第2段落・2026年7月14日改訂
3. 始業前の確認
エアー圧力(0.4MPa以上)、除振台の状態、ガイド面の清掃状態および異物の有無を確認する。ガイド面はリントフリークロスに専用クリーナを含ませて拭き取る。研磨剤入りのクリーナを使用してはならない。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第3段落・2026年7月14日改訂
4. プローブの校正
測定開始前、およびスタイラスを交換したときは、基準球によるプローブ校正を行う。校正結果の標準偏差が0.002mmを超える場合は、スタイラスの緩みまたは基準球の汚れを点検し、再校正する。校正結果は日付とともに記録する。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第4段落・2026年7月14日改訂
5. ワークの設置
ワークはクランプ治具で固定するが、測定値に影響する変形を与えない締付力とする。薄肉部品では3点支持を基本とする。設置後、座標系の設定(平面、直線、点による6自由度の拘束)を行い、繰返し測定で0.005mm以内の再現性を確認する。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第5段落・2026年7月14日改訂
6. 測定プログラムの実行
測定プログラムは、図面番号と改訂記号が一致するものを選択する。初回実行時は、プローブの経路をシミュレーションで確認し、治具との干渉がないことを確かめる。干渉時は非常停止ボタンを押し、手動でプローブを退避させる。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第6段落・2026年7月14日改訂
7. 結果の判定と記録
測定結果は自動で検査成績書の様式に出力する。公差外の項目がある場合は、測定条件(温度、固定方法)を確認したうえで再測定し、再測定後も外れる場合は不適合として品質保証課長へ報告する。データは製番ごとに5年間保存する。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第7段落・2026年7月14日改訂
8. 定期校正
測定機本体は年1回、外部校正機関によるJIS B 7440に基づく精度検査を受ける。校正証明書と検査成績書は品質保証課が保管し、校正の有効期限が切れた測定機での検査を禁止する。
三次元測定機 CMM-30 操作手順(MF-M-009)第1.2版 第8段落・2026年7月14日改訂
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版の履歴
- 第1.2版
2026年7月14日
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